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東京大学大学院理学系研究科天文学専攻尾中研究室では、 日本初の軌道赤外線望遠鏡IRTS, ヨーロッパのISO衛星、日本初の赤外線衛星AKARI, NASAのSpitzer衛星、 ヨーロッパのHerschel衛星および最新の NASA/ESA/CSAのJames Webb Space Telescope (JWST) 衛星からの赤外線観測を用いた星間物質の性質及び宇宙空間での物質循環の研究、ある いは星や惑星が生成される環境の物理条件を調べる研究を行ってきました。 これまでの研究により、宇宙空間には芳香族炭化水素と呼ばれる特殊な構造を持つ有機物が普遍的に存在するこ とや、 この有機物の宇宙空間にお ける進化の様子を明らかにしてきました。超新星爆発に伴 うダスト生成や、惑星系形成につながる暖かい残骸円盤の 研究なども進めています。 またIRTSやAKARI衛星では搭載された中間赤外線観測装置の開発の中心となり、冷却望遠鏡の開発、地上試験も行ってきています。 同時に、すばる望遠鏡の中間赤外線観測装置COMICSを 用いた地上からの中間赤外線観測も行ってきました。尾中は 2018年に東京大学を退職しましたが、引き続き研究を継続しています。

最近の研究成 果


What's New

* 2024/03/01 大質量星からの光が惑星系を形作る
* 2022/12/24 窒素と重水素は宇宙のどこにあるか?
* 2022/09/13 James Webb Space Telescopeによるオリオン星雲の赤外線画像の公開
* 2021/08/26 新星爆発で生まれる有機物の塵の合成に成功
* 2018/12/18 赤外線天文衛星「あかり」、小惑星に水を発見  
* 2017/04/24 第4回「あかり」国際会議が2017年10月17-20日に東京大学伊藤国際学術研究センターで開催されました
* 2016/09/05: 銀河系外ホットコアを初検出〜
* 2016/03/03: ``宇宙の氷''で大マゼラン雲を探る〜天の川銀河との違いが明らかに〜
* 2016/01/10: 特任研究員臼井文彦氏等が発表した``Astreroid Catalog Using AKARI: AKARI/IRC Mid-Infrared Survey,"が2015年度日本天文学会欧文研究論文報告賞を受賞しました
* 2014/07/25: 特任研究員臼井文彦氏の名前が小惑星に命名されました
* 2014/03/24: 「あかり」が捉えた星間有機物の進化
* 2014/03/19: 第2回SPICA core science work shopが東大で開かれました
* 2014/01/24: 第3回「あかり」国際研究会が英国 Oxford で開かれました
* 2013/01/11: 「あかり」による大マゼラン雲の赤外線天体カタログ、世界へ向けて公開
* 2012/04/27: 石英質の塵粒が輝く恒星を発見、 惑星形成の途上か
* 2012/02/08: 「あ かり」超新星残骸に一酸化炭素を検出

* 2011/03/08
: 「あかり」衛星による中間赤外線全天サーベイ」の業績により元研究員石原大助氏が第3回宇宙科学奨励賞を受賞しました
* 2010/03/31: 「あかり」全天カタログが公開されました
* 2009/2/16-19: あかり衛星の最初の国際研究会 AKARI, a Light to Illuminate the Misty Universeが東京大学で開催されました
* 2007/07/13: 「あ かり」による赤外線全天マップ、"Sky and Telescope"誌に掲載
* 2007/03/30: 赤外線天文衛星「あかり」による観測結果、日本天文学会で発表
* 2006/08/28: 「あかり」がとらえた星の誕生と死

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