『サイズ分布ビッグピクチャー研究会』開催および講演募集のお知らせ

日時　２０１６年２月１１日（木・祝）〜２月１２日（金）
場所　千葉工業大学　スカイツリータウンキャンパス　
URL 　http://komatta.astron.s.u-tokyo.ac.jp/size_dist_ws/

『サイズ分布ビッグピクチャー研究会』の開催趣旨
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　我々の住む宇宙におけるさまざまな場、すなわち、太陽系・系外惑星
系・星形成領域・超新星近傍・系外銀河において、ダスト〜微惑星〜小
天体の起源と進化を考える上で、それらの質量がどのように変化してい
くかを知ることは重要である。この質量は、ある分布（サイズ分布）を
持って存在するため、そのサイズ分布の性質から、起源や進化に迫る手
がかりが得られる。
　もっともよく分かっている太陽系の火星・木星間のメインベルト領域
については、10^14 というダイナミックレンジを持つが、その計測方法
は望遠鏡によるリモート観測から探査機によるその場計測まで多岐にわ
たり、さらにサイズ分布を表す単位すら異なっている。そのため、サイ
ズ分布をひとつの線として繋ぐことができておらず、太陽系科学の中で
も研究分野として分断された状態にある。そこで、まず研究会の柱の１
つとして、太陽系内におけるサイズ分布について、観測事実に関する統
一的な描像を得ることを最初の目的とする。すなわち、太陽系内のさま
ざまなサイズ分布が、観測的にどのような手法で、どの範囲をカバーし
ているのかを確認し、それらの強み・弱みを認識する。
　研究会のもう一つの目的は、サイズ分布を変化させる要因としての、
惑星の形成進化過程における衝突成長・破壊過程の最新の理論・実験の
知見を取り入れることである。さらに、惑星形成の場をも飛び出して、
星間物理学や銀河進化学におけるダストサイズ分布の進化理論も俯瞰し
た議論を行う。これによって、ダスト進化に共通する物理過程を洗い出
し、銀河ダストの進化と太陽系形成を結びつけることができる。太陽系
内におけるサイズ分布はどういう物理過程を反映しているか、銀河・星
間ダストと共通する物理過程は何か(知見をシェアできないか)、太陽系
ダストの性質に星間ダストの進化はどれくらい反映されるのかを、マル
チスケールで分野横断的に議論する。


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講演内容（予定）
【太陽系内サイズ分布の計測】
・小天体サイズ分布観測（近地球〜ＴＮＯ各領域）　　　　　吉田二美（国立天文台）
・探査機による太陽系天体表面のクレーターサイズ分布観測　諸田智克（名大）
・可視光・電波による流星・火球サイズ分布観測　　　　　　阿部新助（日大）
・光学観測による太陽系内ダスト観測　　　　　　　　　　　石黒正晃（ソウル大）
・探査機によるダストその場サイズ分布計測　　　　　　　　平井隆之（JAXA）

【室内実験】
・室内衝突破壊実験によるサイズ分布測定　　　　　　　　　中村昭子（神戸大）

【観測と理論】
・デブリディスク（系外惑星）の塵サイズ分布観測　　　　　藤原英明（国立天文台）
・ダストの成長素過程（サイズ分布）　　　　　　　　　　　和田浩二（千葉工大）
・惑星形成過程における衝突破壊理論（サイズ分布）　　　　小林浩　（名大）
・観測の観点から星間ダストサイズ分布に関する研究　　　　尾中敬　（東大）
・超新星ダスト形成　　　　　　　　　　　　　　　　　　　野沢貴也（国立天文台）
・銀河・星間空間ダスト分布　　　　　　　　　　　　　　　平下博之（ASIAA）
・銀河間空間におけるダストサイズ分布　　　　　　　　　　井上昭雄（大阪産業大）
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一般講演：
　サイズ分布に関する一般講演を受け付けます。
　但し、口頭講演を受け付けられる数が限られますので、ポスター講
　演に回って頂く可能性があることを予めご了承ください。
　また、ポスターを貼る為のスペースも限られていますので、ポスター
　講演数にも上限があります。
　以上から、一般講演の採否は世話人にお任せいただけると幸いです。

参加費：
　５００円 (茶菓代として)

旅費補助について :
　本研究会は国立天文台研究集会の助成対象となっており、この財源
　を基に旅費補助を行います。
　但し、予算には限りがありますので、希望に添えない場合がありま
　すが、その場合はご容赦いただけると幸いです。

宿泊について：
　各自で宿泊先を手配願います。

参加申込フォームの送付先:
　size.dist.ws_AT_gmail.com
　迷惑メール対策のため、「_AT_」は「@」に置き換えてください

各種〆切：
　旅費希望の受け付け〆切：
　　２０１５年１０月３０日（金）正午（日本時間）
　講演の受け付け〆切：
　　２０１５年１１月２７日（金）正午（日本時間）
　参加申し込み（懇親会）の受け付け〆切：
　　２０１６年　１月　８日（金）正午（日本時間）

世話人:
ＳＯＣ：中村昭子、平下博之、野沢貴也
ＬＯＣ：和田浩二、長谷川直、臼井文彦

本研究会は、国立天文台研究集会開催補助資金の補助を受けています。
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参加申込フォーム

氏名　　　　　　　　　　　　：
職名　　　　　　　　　　　　：
所属機関　　　　　　　　　　：
電子メールアドレス　　　　　：
講演希望　　　　　　　　　　：　有り：口頭　　有り：ポスター　　無し
講演希望ありの場合のタイトル：
懇親会（２／１１）参加希望　：　有り　　無し
旅費支給希望（１０／３０迄）：　有り　　無し
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